白くて苦い、

婚外恋愛のきろく

最後の喧嘩

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前回更新してから約一ヶ月。その間に彼とは三回も会えました。
「最近安定の日々です」みたいな内容を書く気でいたのですが、最近またしても別れ話に近い喧嘩になってしまいました。笑
ただ、これでもう最後にしようという約束をしました。

原因はこれまでと同じです。
彼の卑怯に思える言動を飲み込めなかったわたしが後から突っかかるという、もはや定番となったパターン。
さすがにお互い嫌気が差し、今後どうしていくかの話し合いにまで発展しました。
少し違うのは、彼の答えの中に「別れ」という選択肢はないことを実感できたことでした。
いつでも離れてくれて構わないと、ドライに見られていると思っていたので……。
話を聞いていると、彼からはわたしを手放すつもりはなく、行けるところまでは行きたいようです。

さらに詳しく聞いていくと、彼なりにわたしとの別れを回避するための努力はしているみたいです。
毎日LINEするのも、行動や言動の一つ一つを取っても、すべてはわたしの要望を(彼が無理しなくていい範囲で)叶えてくれようとしていたっぽいです。
余計な一言が多すぎてまったく気がつきませんでした。

長らくすれ違ってきた原因の一つに、お互いに求めているものが違うという温度差があります。
言われる度にモヤモヤしてきたのですが、捉え方が間違えていたことに気づきました。
彼よりもわたしの気持ちが大きくて釣り合わないとかではなく、わたしの望む安定的で平和な関係より、お互いが高めあって刺激し合えるような関係を築きたいそうです。
彼は心の繋がりは求めてはいけないと言いますが、わたしはただ好き合えていたらいいだけなのに対し、彼の理想像はずいぶん心が繋がっているなと感じました。
ドライに見えて案外縛ろうとするような言動もありますし……(俺以外の男の前では○○しないでほしいとか)
でも、やっと謎が解けた気がします。
彼は厳しい世界を生きてきた立派な人なので、不倫相手との付き合い方にも高い意識を求めるようです。
スパルタすぎて着いていけるかわかりません。笑

この最後の喧嘩に際し、もう終わりにするしかないかもしれないという覚悟で臨みました。
割り切りすぎた関係は要らないからです。
ところが、彼も完全には割り切れていないことを知り、最終的な判断基準として、正直な気持ちを確かめてみました。
「わたしのこと好きですk『うん』」と被せ気味に即答してくれました。
「好きじゃなければこんなに向き合うわけがない」と。
わたしの望む「好き合うこと」は叶っているので、彼の望む「高め合うこと」も極力叶えてあげたいなと思いました。
一緒にいることでポジティブな影響を与えたいという根底が同じなのもよかったです。
気持ちを確かめ合ったところでいつ終わるかわからない関係ではありますが、今度こそ信頼を積み重ねたいです。

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